初心者ライダーを応援したい

バイク初心者を応援するためのブログです。

公道デビューする前に~市街地編~

初心者ライダーのみなさん、またはライダー予備軍のみなさん

こんにちは。

さて、バイクの免許とバイク本体、そしてその他諸々の手続きや装備品を揃えたら次はもう公道デビューを残すのみですね。

バイクというのは、免許を取って初めて公道で乗るものです。

そこには、車の仮免と違って助手席でアドバイスしてくれたり、危ない時にブレーキを踏んでくれる教官はいません。また、初心者マークを付けて走るわけでもないので、他者は自分が初心者ライダーとは思ってくれません。

車の免許を持っておらず、バイクで初めて公道デビューする人は「ヌーの群れの中に放り込まれた」ような感覚を覚えるかもしれません。

こちらでは公道デビューする前の予備知識として、主に市街地走行について教習所では教えてくれない危険なポイントを、バイク目線で紹介しています。

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<車線変更>

車線変更って、バイクの教習では本格的にやらないと思います。

特に、他車がビュンビュン走っている中で、その流れに乗りながら隣の列に入っていこうとするなんて教習所では実施不可能です。なので公道初心者にとっては結構ハイレベルな課題だったりします。

基本的には、用事がないなら左車線を走っていればいいのですが、どうしても右折しなければならない時は、以下のことに注意してください。

①十分に長い直線で行う。

②ウィンカーを出す前に側方、後方の確認をする。

③安全が確認できてからウィンカーを出す。

④前方を確認して移動する車線の先にも十分な距離があることを確認する。

⑤もう一度側方と後方を確認する。

⑥安全であれば速やかに移動する。

車線変更では、ざっと書いただけでもこれだけの動作が伴います。

時々、ウィンカーを出しながら車線変更する人が居ますが、これは道交法違反です。ウィンカーを出してから3秒以上経過してから車線変更しなければいけませんが、前方、側方、後方の再確認をすれば自然と3秒は経ちますので落ち着いて運転しましょう。

また、⑥に「速やかに」と書きましたが、ラインを踏みながらじわじわと車線を移るのはよくありません。移るときはスパッと移りましょう。

 

<車間距離>

「車間距離を空けましょう」というのは皆が言うことです。誰もがそういうので大切なことだとわかってはいるでしょう。しかし、それって「ECOは大事」のように、その本質を誰もが理解しているわけではないのに文句だけが合言葉のようになっていませんか?

「車間距離を空けましょう」という言葉ほど、実際に車間距離が短い時にそれに起因するような「危ない目」に遭わなければ実感できないものはないと思います。

一般的には、「前車の急ブレーキに対応できる距離を空ける」ことが主な目的とされていますが、僕の方からは違った視点で「車間距離の大切さ」をお伝えしたいと思います。

 

まずはこちらをご覧ください。

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 これは交差点の手前の状況です。前方のトラックに隠れて何かが見えません。

そうです。信号です。

昔トラックの後ろを走っていた時、車間距離を空けていなかったために信号が見えておらず、交差点の手前10mくらいで信号が視界に入ってきた瞬間には既に赤信号でした。その時はパニックブレーキで後輪がロックし長いタイヤ痕を残しながら交差点中央付近で止まりました。幸いにも左右から車は来ていなかったので無事ではありましたが完全に信号無視です。

 

さらにはこんなことも。(↓イメージ画像)

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下手くそな合成画像で申し訳ありませんがわかりますか?

道のど真ん中からパイプが現れたのです。

これに関しては動画の中でも紹介しています。

これはトラックが通過した後に目の前に鉄パイプらしきものが現れたという実体験です。当時はもうこれを回避できるような距離と速度ではありませんでしたので、転倒覚悟でただ真っ直ぐにしていようと思いました。いざこのパイプを踏むと、それはどうやらロール状の紙だったというオチが付きます。しかし、これも車間距離の大切さを学ぶ体験となりました。トラックに限らず、前車が軽四であろうとこういうことは起こるので注意です。

車間距離の大切さが少しでも伝わるといいなと思います。

 

二輪車用レーン>

二輪車用レーンって結構レアな存在だと思いますが、皆さんの街にはありますか?

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こういうレーンです。

いかにも自転車やバイクの安全が保障されたような特別なレーンです。

僕は基本的にこのレーンを走りません。なぜなら、ここには落とし穴がたくさんあるからです。

 

 まず一つ目

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 自転車の逆走です。

ご存知の通り自転車も通っていいのですが、左側通行をしなければならないのでこれは逆走です。また、うっすらと路側帯が見えますが、ここを走ったって何も正当化はできません。

まあ、免許を持っていない人はこういう自殺行為をしてきますから二輪車用レーンだからといって油断はしないようにしましょう。

 

二つ目

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 左折する車が居るということ。当然ですよね。この時、車は左後方からバイクや自転車が来ないことを確認しないといけませんが、バイクに乗る側はそれを信用してはいけません。いつ目の前に車が入ってくるかわからない状況であることを自覚しておきましょう。

 

三つ目 

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 僕が最も危ないと思う落とし穴です。

簡単には車道に戻れないんですね。

そもそも、車の交通量が多いからわざわざ二輪車用レーンがあるわけで、そんな中に初心者ライダーが割り込んで戻ることは至難の業と思えるかもしれません。

これなら最初から車道に居た方が安心だと思うのです。

二輪車用レーンは決してバイクにとって快適な専用レーンだと思わないようにしましょう。

 

<細い道>

"細い道"などという曖昧な表現で申し訳ないのですが、車がすれ違うにはちょっと狭いような道です。

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こういう道って、バイクなら車幅も狭いし有利な気がしますよね?

でもやっぱり公道は公道。他車、他者による危険なポイントはたくさんあります。

上の画像の道はとある河川敷の土手沿いです。

 

車幅の狭いバイクならではの他車からの扱いが下の画像です。

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 わかりますか?

黒の軽四とすれ違うシーンですが、自分はもう白線の上まで左に寄っています。

この軽四がなかなかの速度を出していて危なかったものですから自分が左に回避しています。車からしてみれば車幅の狭いバイクなんてぶつかるわけもなく、まるでそこには誰も居ないかのようにすれ違ってきますがこちらからしてみれば大きな物体が道の半分以上を占拠しながら向かってくるわけですから恐怖を感じます。

 

また、こういう道は無法地帯になりやすく、

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このように歩行者が堂々と車道の真ん中を歩くという状況もよくあります。

他にも

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 自転車が右側を走っていたり。

道交法に疎い小中学生や高校生、高齢者が通行してることが多く、本当によく注意して走行することが大事です。

 

<最後に>

最後に、僕の個人的な考えをご紹介しましょう。

賛否が分かれるので、あなたならどう感じるか考えながら見ていただければとおもいます。

 

下の画像は、信号待ちの列に自分が並んでいる場面です。

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 動画の中でもよくご指摘をいただくのです。「左に寄り過ぎていないか?」と。

実は、これは意図的に左に寄せて止まっているのです。(走行中は真ん中寄りです)

その理由は、↓これが怖いから。

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 もし、前後がトラックならこうです。 

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 怖くないですか?

なので

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こういう回避ができるように左寄りで停車しています。 

 仮に、右に避けるとしたら・・・

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こういう事態も起こり得ましょう。

あなたならどうしますか? 

 

では。

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