【わかりすぎる】普通自動二輪合格のコツ!受かりたければここを押さえろ!!
バイクの免許を取得しようとしているあなた。
こんにちは。
今回は、普通自動二輪卒業検定について合格のコツを紹介したいと思います。
これは僕がYouTubeに投稿している動画です。
おかげさまで閲覧回数は30万回を超えようとしており、高評価率も94%となっています。
さて、動画の方をご覧いただいてもいいのですが、じっくりとコツを知りたいという方はこの記事をお読みください。(動画の方が情報量は多いかもしれません)
<普通自動二輪合格のコツ>
普通自動二輪の免許を取得すると「400cc以下」までのバイクに乗ることができます。
一般的には教習所に入学して決められた時間・課題を実習して卒業検定に合格することで手にできる免許です。
早速、その卒業検定で審査される課題についてコツを記載しましょう。
<フリー走行>
これは教習所によってあったりなかったりするそうですが、やはりバイクも体もウォーミングアップが大事です。この教習所でははじめに場内を2周させてくれます。そうすることで体の緊張を和らげたり、バイクのエンジンを温めたりします。この時は何も審査はされていませんのでリラックスして走ってください。
<乗車>
さて、乗車する時から審査は始まっています。
跨る前に
- 後方確認
- サイドスタンド解除
跨った後
- サイドミラーの調整
- エンジン始動
この4つについてちゃんと見られています。
ちなみに、エンジン始動の前に念のため後方確認を入れてもいいです。
試験中は、後方確認や左右確認などが必須の場面がたくさんあり、それらを忘れると減点対象ですが、必要ない場面で後方・左右確認しても減点とはなりません。それならもういっそのこと確認しまくっちゃおうっていう方が無難です。
<発進>
- 右ウィンカー
- 後方確認
- スムーズな発進
- ウィンカー解除
これらを審査されます。
スムーズな発進と書きましたが、緊張のあまりここでエンストしないように注意してください。エンストすると5点の減点となります。本来、30点を超える減点で不合格となりますがエンストは累計4回で不合格となります。
<8の字>
8の字走行です。8の字とはいっても普通自動二輪ではS字を描くように走ります。
この8の字のコースですが、実は地面にわずかな傾斜がついていて何気にふらつかせようとしてきます。普段の練習から慣れておきましょう。
コツとしては地面ばかり見ずにカーブの先(今から行こうとしている場所)をしっかりと見ることです。そうすると全く難しくありません。
<スラローム>
スラロームを苦手とする人は多いですよね。僕も嫌いでした。「こんなクネクネした走り方するかボケ」と思いながらやっていましたけど、いざという時の回避や運転技術向上のためには必要な課題なんですよね。8秒以内での通過で減点なしのクリアです。
コツとしては、決して腕で曲がろうとしないことです。バイクというのはハンドルだけをそちらに向けても曲がりません。むしろ反対側に倒れます。
大事なのはしっかりしたニーグリップと腕の脱力です。
ニーグリップでバイクと体を一つにします。手はアクセルとクラッチの操作だけに集中して肩から手首まではふにゃふにゃの状態にしておきましょう。
パイロンを通過する度に曲がりたい方のお尻に体重をかけるようにするとバイクはそちらに傾いてくれます。バイクが傾くとハンドルは自然とそちらに向いてくれます。(これをセルフステアと言います)
パイロンとパイロンの間はクラッチを繋ぎ加速、パイロン通過時は半クラとアクセル緩めとケツへの体重移動でクリアできます。
これをリズミカルにするとあっという間にスラロームは通過できます。
ギアは2速を使いましょう。ちなみに、1秒以下の超過(9秒まで)は5点の減点ですので自身の無い方は慎重にゆっくり通過するのもアリかもしれません。
転倒したりパイロンに接触すると不合格です。
<坂道発進>
坂道発進は、バイクの運転に慣れてくると公道で使う場面はほとんどありません。よほどエグイ坂道で信号に引っかかるとかしない限りはクラッチとアクセルでどうとでもなります。
さてこの課題では、クラッチを握って1速で停止し、リアブレーキをギュッと踏んでアクセルを少し開けます(1500~2000rpmくらい)そこで半クラにしてクラッチが繋がったらリアブレーキを解除して進むだけです。コツを挙げるなら、リアブレーキをかけたままクラッチが繋がりかけると車体がずんと沈み、前に行こうとする感覚があるのでそうなればブレーキを解除してOKです。
ちなみに、下りはエンジンブレーキを使いながら降りることを忘れると5点の減点となりますよ。
あと、この動画の教習所にはここに「警笛鳴らせ」の標識があるのでクラクションを鳴らしています。
<踏切>
踏切は、実際の公道でもそうですが若干登りになっています。坂道発進をするほどではありませんが、停止からの発進に自信が無い方は坂道発進するのもアリです。
ちなみに、坂に負けて30cm後退すると10点の減点となります。
<クランク>
四輪の試験でもクランクはありますが基本的には同じ要領でOKです。ちなみに、パイロンに接触すると不合格となります。
この図のように曲がる方の内側に空間(黄色の〇)を作ると余裕でクリアできます。この空間を作っておかないと、曲がった時に後輪がパイロンに接触します。
あと、目線は目の前の角よりもその次の角を見るようにするとふらつくことなく通過できます。
<一本橋>
さて、一本橋です。苦手な方多いでしょう?
僕が大型を取る時に、一緒に普通自動二輪の方が卒検を受けておられましたがここで脱落しました。
しかし!!一本橋が苦手なあなた、安心してください。コツを押さえれば必ずクリアできます。
①侵入速度
一本橋は入口が若干の坂になっています。
侵入する時の速度が極端に遅いとこの坂を登れずにふらついて脱落もしくは止まって足をついて失格です。
少なくとも後輪がしっかりと橋に乗るまで十分な速度を維持しましょう。速度を出すことに心配せずとも、乗った後にリアブレーキと半クラで速度調整した時にビックリするほど車体は安定します。その安定感を得るためにも初速が速いことは問題ではありません。
②乗車姿勢
この一本橋ほどニーグリップが必要な課題はないでしょう。とにかくふらつこうがなんだろうがぎゅっとニーグリップを解かないことをお勧めします。というか、ニーグリップしていればふらつかないはずです。
手は、意外にも脱力していてOKですハンドルを抑えこむ必要はありません。アクセルとクラッチの操作に集中させましょう。
上半身はラクにして、アゴは引いて目線はちょっと遠くを見るように、上目遣いで睨むようにしているとOKです。落ちることを気にして下を見ると真っ直ぐ進みません。
③速度調整
前述しましたが、速度調整はリアブレーキと半クラです。アクセルは気持ち開け気味でいいと思います。エンジンの回転数を上げた方が機関部分のジャイロ効果が高まるので安定感は高まります。
アクセルはエンジン回転数高めを維持してリアブレーキで後輪を引っ張りながらじわじわと進みます。「引っ張る」と書きましたが、この表現が自分ではピッタリだと思います。実践して頂くとよくわかると思いますが、ブレーキによって進むことを嫌がるリアタイヤをエンジンがずるずると引っ張っていく感覚です。あとはその強さを調整しながら通過しましょう。
この時、クラッチは半クラです。できれば一定の半クラが望ましいですがリアブレーキが強すぎるかなと思った時は少々つなぎ気味にしてもかまいません。クラッチを完全に切って(握って)しまうとバイクは一瞬で不安定になります。クラッチを切りすぎてエンジンがフリーになった感じを受けたらすぐにつなぎましょう。
ちなみに、普通自動二輪の場合は7秒以上かけて通過する必要がありますが、減点は1秒につき5点です。どうしてもふらついて脱落するくらいなら、ヤバいと思ったらもう通過してしまうのもアリですね。
<S字>
動画の中では全く解説していません。
8の字をクリアしているのにこの課題必要あります?
何が難しいのかよくわからない課題ですね。強いて言うなら、油断してパイロンに当たらないように注意してください。
<急制動>
急制動です。意外と難しいんですよねこれ。
何が難しいかと言うと40km以上でポイントを通過するとうことです。40km以下で失格にはなりませんしもう一度やり直せます。
コツは、速度検出ポイント(画像では白のパイロン)に前輪が侵入する瞬間まで45kmくらい出しておくことです。前輪がパイロンを通過する瞬間にアクセルは完全に閉じます。
ブレーキは、アクセルを閉じると同時にリアを一瞬早くかけます。次にフロントブレーキ。ほとんど同時ではありますが、体感としてリアを早くかけるようにしましょう。
リアを一瞬はやく踏むことでまずリアタイヤが沈み車体が安定します。フロントブレーキは最初から100%の力をかけないように、1秒くらいかけて0から100にしましょう。なぜかと言うと、フロントブレーキをいきなり全力でかけると前輪がロックします。回転が止まるんですね。そうなるとバイク本体は慣性の法則で前に行こうとしていますから、止まった前輪を支点にしてでんぐり返しをするように前に吹っ飛びます。
こういうコケ方をするとだいたいどこかの骨を折ります。
クラッチはノータッチでいいです。本来は停止直前に切る(握る)のが理想ですが、この課題に限ってはエンストは減点対象ではありません。逆に、急制動開始時からクラッチを切っているとエンジンブレーキがまったく活かされませんのでおススメしません。
ちなみに、この「急制動」という課題。
ライダーからしてみれば急ブレーキをかけることが事前にわかっている課題です。要はちゃんと止まれるかどうかを審査しているわけです。
公道において急ブレーキ自体のうまさは重要ではありますが、もっと重要なのは「いかに急ブレーキを要する場面に遭遇しないか」です。
どんな時も先の危険を予測してそういう場面を回避すること、もしくは「もし今ここで〇〇したら急ブレーキが必要だ」という心構えをすることでこの課題が活かされています。(〇〇は「飛び出し」とか「前車の急停止」など)
どんなに急制動の上手い人でも不意にその状況となればパニックになります。
パニック状態での急ブレーキは大体相手か自分のケガを伴います。
<最後に>
普通自動二輪の卒業検定は、あくまで道路交通法によって定められた法規走行ができるかどうかを審査されたに過ぎません。
この検定での合格はスタートラインです。本当に安全で楽しいバイクライフを送るには、法規走行に加えてマナー、モラル、そして心のブレーキが必要です。
今、教習所に通っているあなたは卒業した後に公道デビューすることを楽しみであり不安でもあるでしょう。ぜひ、その不安な気持ちを大切にしてください。
バイクで公道を走ることにおいて、「怖い、不安だ」という気持ちは“武器”です。この気持ちを捨てない人が事故を起こさない人だと思います。
僕はいつも胸を張って「怖い」と言っています。
楽しい中にもリスクあり。ぜひ心のブレーキを大切にしておいてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
→他にも初心者ライダーのための動画を配信しています。